あめ

 

 

あまい あまい 飴がなくなった

大玉 まんまるピンクの イチゴ味

舌の上で ころころ 転がして

最後はカチンと噛んでなくなった



空の色も 星の影も 雲の形も 時計の針も

止まる事もなく 遅れる事もなく

変わる事もなく 変化する

まってよ



空は落ちてきて、雲はほどけてゆき、星はこぼれて、月がまわる

だけど、そんなこと、だれも気づいていないの



本当は私の飴が溶けただけ

もうすぐ残りの味も消えるだろう